大木 清子さん
マレーシア国際イスラム大学(IIUM)在学中
人間科学学部コミュニケーション学科
神奈川県横浜市出身
マレーシア大学進学といえば95%以上の日本人学生が私立大学に進学する中、公立の大学に進学した清子さん。マレーシア国際イスラーム大学では、他の大学では味わえないイスラム文化を存分に感じることができます。
今回はそんな清子さんの一風変わったバックグラウンドや大学生活をお話頂きました。
マレーシア留学を知ったキッカケはなんですか?
一番は、家族の影響が大きいですね。私はインドネシア人の母と日本人の父のもと高校までは日本で育ちました。
両親が私の在学するIIUMの卒業生で、中学を卒業する頃にはマレーシアでの大学進学を視野に入れていました。
幼児教育に興味があったので、日本の専門学校への進学も迷いました。
しかし、学生のうちにイスラムを学びたいという思いが強くマレーシアへの進学を決断しました。
大学進学まではどんな流れでしたか?
まずマレーシアの大学に進学する上で、高校の評定が自分の希望する学部への入学可否を決めるため、少しでも可能性を高めるために、中央高等学院にて高卒認定試験を受験しました。
高卒認定試験の方が高校の評定よりも良い評定が取りやすいと言われているからです。
それから、高校卒業後2018年3月に大学付属の英語学校に入学しました。レベル1から6までコースがあり、文法からスピーキングまで幅広く対応してくれました。
そして、2019年2月から人間科学学部のコミュニケーション学科にて勉強しています。
社会で生きるのに必要なコミュニケーションの方法やセオリーに関する授業が多いです。
学科の特徴としては、プレゼンテーションやディスカッションが多いかと思います。課題は個人とグループのプレゼンテーションやレポート、またグループでのビデオ制作などがあります。
大学の特徴を教えてください。
私の大学は、マレーシア国際イスラム大学という名前の通り、イスラム文化と国際色豊かな環境です。
イスラム大学の特徴としては、大学ではムスリム(イスラム教を信じる人)でなくても、
女性はヒジャブ(イスラム教の教えに基づき、髪の毛を覆い隠すスカーフ)の着用がマナーとされています。
他にも、イスラムに関する必須科目があったり、ムスリムならではの挨拶マナーなどもあるので、宗教に興味がある学生にとっては刺激的な環境だと思います。
また国際大学の特徴としては、マレーシア内の他の大学と比較しても、留学生がとても多いと思います。私の学科では、1クラスのうちおよそ40%程が留学生です。様々な国からの学生が集うからこそ、文化の違いを学ぶことができます。
将来はどういった仕事をしたいと考えていますか?
私は卒業後、日本で英語を生かした仕事をしたいと思っています。
まだ業界は検討中ですが、将来的には、アジアで活躍できる人材になりたいです。
最後にマレーシア 大学を考える後輩たちに一言お願いします。
ぜひ、留学を人生の選択肢の一つとして考えてみてください。
大変なこともたくさんありますが、何度失敗してもいいんです。
留学でしか味わえない感情、景色、環境をぜひ体感してください。