マレーシアで英語を学ぶメリットはたくさんありますが、語学学校選びや費用、ビザ等の疑問や不安は尽きません。本記事では、マレーシアでの語学学校選びから滞在まで全てを徹底ガイドします。
マレーシアの大学へ正規留学をし、コミュニケーション学部を専攻する傍ら、マレーシア留学支援機構でインターンを行っている、Seriiが執筆しました♪
マレーシアの語学学校
マレーシアという国
首都クアラルンプールにある大学やビジネス地区にはハイレベルな語学学校が数多く存在します。自然と近代的な建物の中で学習できるだけでなく、異文化や多種多様な人々の暮らしを知ることもできる、それがマレーシアなのです!
1. 各学校の特色
各学校独自の学習プログラムには、資格取得コースや文化交流活動などがありその特徴は様々です。
貴方にピッタリのプログラムを選びましょう!
- 国際的な教育プログラム
- ビジネス英語や一般英語、試験対策(IELTS, TOEFL等)など多様なコースの選択
- ネイティブスピーカーによる指導
など
2. 評価と口コミ
口コミサイトやSNS、学校のウェブサイトには、過去から現在に至るまでの評価が掲載されています。
掲載内容からはリアルな学校の雰囲気を感じ取ることができるだけでなく、各学校の詳細情報を確認することもできます。入学後、「思ってたのと違った…」なんてことにならないように学校調べを徹底しましょう!
選ぶべき語学学校のタイプ
どのクラスを選べばいいの?
年齢や語学レベルに応じたプログラムの受講が可能なため、授業についていけるか不安だと感じる方でも安心して取り組むことができます。
1. ビジネス英語
ビジネスシーンでの必要な英語スキルだけでなく、コミュニケーション能力を高めたい、磨きたい人におすすめです。
2. 一般英語
日常英会話が中心で、公共施設やレストラン、友達とのコミュニケーションに役立つ英語スキルを学べます。
3. アクティビティと文化交流
英語スキルだけでなく、校外学習を通してマレーシア文化を学べる学校もあるので異文化理解に興味ある人は是非参加しましょう。
留学費用
留学費用の内訳
留学には学費はもちろんのこと、生活費や食費など様々な費用が発生します。その内訳を見ていきましょう。
1. 学費
留学費用の大半を占める学費ですが、語学学校によりその価格帯は大きく変動する可能性があります。1か月約500〜1000USD(約7〜14万円)。
2. 生活費
滞在先により、宿泊費は変動します。
大学提供の寮の場合
1ヶ月約200USD〜500USD(約3〜7万円)。
ホームステイの場合1か月約250USD〜500USD(約4〜7万円)。
3. 食費
外食文化が根強いマレーシアでは、実は自炊よりも安価にローカルフードを食べることができます。1ヶ月約1000MYR(約3万円)。
4. その他
その他交通費や通信費などに数万円かかるかもしれません。1ヶ月のマレーシア留学を体験したい場合は最低でも約20万円以上準備することをおすすめします。
※航空券や保険代含まず。
5. 奨学金と割引
学校によっては、成績優秀者や経済的に困窮している学生向けの奨学金を提供していますので、是非チェックしてください。
6. 支払い方法
クレジットカード、銀行振込、または学校オフィスでの現金払いが可能です。
ビザと滞在許可
ビザ申請
1. 短期訪問ビザ
滞在期間が90日間以内の場合は、ビザが免除となり、「ビザなし渡航」が可能になります。
ただし、下記条件が必須になります。
- 日本のパスポートを所有していること
- パスポート期限が入国時に6か月以上あること
- 往復チケットを所有しておくことこのビザは延長は不可なので「不法滞在」にならないように注意しましょう。
2. 必要な書類
ありません。上記1.の条件を満たしていれば可能です。
3. 3ヶ月以上の短期留学の場合
必ず学生ビザを申請しましょう。
マレーシアへの渡航は学生ビザ以外にも、e-valビザとシングルエントリービザの計3種類のビザ取得が必須となっています。
下記、ビザ申請や入学申請に必要な書類一覧です。
- パスポートの全ページコピー
- パスポート用写真
- 高校卒業証明(英文・日文)
- 高校成績証明(英文・日文)
- 健康状態申告書
など
現地生活
マレーシアライフ
1. 寮生活やホームステイ
英語環境だけでなく、異文化理解や知見を広げる好機です。短期留学だからこそ、躊躇し恥ずかしがっている場合ではありません。積極的な態度が語学力だけでなくコミュニケーションの向上にも繋がります。
2. 衛生面
キャンパス内やショッピングモールなどは常にクリーナーが常勤しているので清潔さが保たれています。
ただし、公共の場やトイレ、ショップロットと呼ばれる古い商店街ではインフラ未整備のため、匂いに抵抗があったり、衛生的でないと感じる人もいるかもしれません。
3. 現地での交通手段
首都クアラルンプールでは公共交通機関が発達しており、安価で利用できます。またタクシー利用者数も多く、現地の人々のライフワークになっています。
学習サポートと設備
気になる学校設備
1.図書館
図書館完備の語学学校が多く、専門書から一般的な英語教材、雑誌、新聞など様々なジャンルの書籍や資料での学習が可能です。対話練習やリスニング練習用の教材だけでなく、デジタルメディアも用意している学校もあり、オンラインプラットフォームへのアクセスも可能です。
2. Wi-Fi環境
語学学校の多くがWi-Fiを無料提供しており、授業外でもオンラインプラットフォームでの学習が可能です。しかし、一部の学校ではWi-Fi速度や通信回線が不安定な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
3. 学習アドバイザー
語学学校には、学習アドバイザーが常駐しており、学習プランの作成や目標設定に役立つ支援を受けることができます。学習アドバイザーは個別のニーズに対応し、最適な学習戦略を提案してくれます。
コースとレベル
自分にマッチしたクラスの選択
1. 入学試験
入学時に英語力評価のテストを実施します。
リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4技能を測るこのテストは、個々のレベルに合ったクラス振り分けを目的としています。
2. カリキュラム
学校によりますが一般英語からビジネス英語、試験対策(IELTS/TOEFL等)まで、個々のニーズやレベルに対応しています。また、一部ではマレーシア文化や地域文化に触れるプログラムも用意されています。
3. クラスサイズ
学校やレッスン内容によってクラスサイズが異なるので、自分の学習スタイルに合った学習環境を選ぶことが重要です。
小規模クラス(約15名)。
一人ひとりへの手厚い指導が特徴です。質問もしやすい環境にあり、気軽にコミュニケーション可能な環境です。
大規模クラス(約40名)。
多様なバックグラウンドを持つ学生との交流が特徴です。また大人数なのでにぎやかな雰囲気が好きな人にはピッタリな環境です。
現地でのコミュニケーション
マレーシアに溶け込もう
1. マレーシアの文化
異文化国家であるマレーシアだからこそ、基本的な礼儀や相手の文化的な背景や特性を理解することがコミュニケーションをする上で重要なポイントです。
2. 言語化パートナー
互いの母国語を教え合うことで語学力の向上だけでなく、異文化理解を深めることもできます。多くの学校や地域団体が言語交換プログラムを設けているので、是非英語でのコミュニケーションを楽しんでください。
おすすめのアクティビティと観光地
観光やイベント
1. 周辺の観光スポット
語学学校付近には有名な観光名所がたくさんあります。クアラルンプールのペトロナスツインタワーやペナンの歴史的な地区などは有名です。
勉強だけでなく、現地でしか味わえないマレーシアを満喫してください。
2. 学校主催のイベント
学生が文化的な活動や観光に参加できるように、様々なイベントを開催しています。学生がマレーシア文化に触れ、地元の人々と交流する絶好の機会なので積極的に参加することをおすすめします。
3. ネットワーキングの機会
一部では、地元のビジネスマンや他の学生とのネットワーキングイベントを開催している語学学校もあります。将来的なキャリアやビジネスチャンスを広げる良い機会となるので、将来的な海外移住や、現地就業などを考えている人は是非参加してみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
本記事では語学学校や費用、ビザ申請や生活環境についてまとめました。
貴方にとってマレーシア留学が、新しい異文化との出会い、そして知見を広げる機会の一助となれば幸いです!
本記事が、貴方の人生における新たな冒険の一歩として役立つことを心より願っています。