岩成 咲良さん
現在、Taylors大学 Hospitality学部 3年生(最終学年)。
鳥取県出身。敬愛高等学校卒業。一流ホテルThe Ritz-Carltonでインターンを経験。現在はコンサル業界を中心に就職活動を行っている。
英語を身につけるのにこんなにお金がかかるのか
高校生のときから大学在学中に最低限の英語力は身に付けておきたいという思いがあり、早い段階から海外進学を視野に入れていました。
高校2年生で本格的に大学を調べ始め、まず留学の王道であるアメリカやイギリスの大学を見てみると費用の高さに驚愕しました。
授業料も高ければ家賃や物価も高く、英語を学ぶためにそこまでの価値があるのかと悩みました。
そんな時、高校で開かれたとある講演会をきっかけにマレーシアを知りました。
今思うと恥ずかしいですが、当時はマレーシアのことをジャングルのような場所で英語ではなく現地の言語のみを使っている国だと思っていました(笑)
しかし実際に自分で調べてみると、マレーシアはかなり経済発展は進んでいるし公用語として英語が使われていることにも驚きました。
そして、なんといってもコスパがすごくよかったんです。
英語だけでなく、細分化された学部でインターンシップ必須のしっかりしたカリキュラムのもとで学べるので専門知識も身につき、
授業料も物価も日本より安い(大学による)。実際に観光も兼ねて父と祖母とマレーシアの大学を見にいき、綺麗なキャンパスと整った設備に惹かれテイラーズ大学にいくことを決めました。
周りの人に助けられた留学初期
実際に留学にいくと、今まで生きてきた環境との違いにまず戸惑いました。
特にマレーシアは様々な人種が集まっているので英語の訛りがきつくてなかなか聞き取れず、自分の英語が使い物にならなくて初めはとても落ち込みました。
一方で、普段から多人種多文化の環境に慣れているマレーシアの人々は英語の訛りなど全く気にしません。
欧米などで聞くアジア人だからと差別されたり、英語が訛っているから仲間に入れてもらえないということもありません。
国籍や英語の訛りで人を判断しないので、拙かった私の英語もバカにされることなく、周りの人は親身に耳を傾けてくれました。
この寛容さのおかげで英語に対するコンプレックスも特に感じることなく英語を使い続けることができたため、
英語力の向上に繋がったのだと思います。
マレーシアでの豊富な挑戦機会
マレーシアではインターンシップが必須のため、私はリッツカールトンというホテルで働く経験を得ることができました。
ホテルでのインターンシップを通して日常会話・アカデミックレベルの英語だけでなく、ビジネス英語力も身についたと思います。
また、個人的にJSAMマレーシア日本人学生会という組織へ参画したことも自分を成長させる良い機会となりました。
学生会の主な活動内容はイベント企画で、イベント準備を通して日本人・マレーシア人関係なく、社会人の方との話し方、メール・営業・資料作成・ビジネスマナーなど豊富な知識や経験を得ることができました。
初めは全く経験がない中で、自分に何ができるのか分からず不安ばかりでしたが、やってみると案外形になるものなんだと知りました。
挑戦することは不安で仕方ありませんでしたが、マレーシアへの留学もインターンシップも学生会も、いざやってみるとできるもんです。
同時に、自分にはできないこと・向かないこともはっきり見えてきます。何ができて何ができないのか、そして何がやりたくて何がやりたくないのか、これがわかる価値はすごく大きいです。
私自身ホスピタリティ学部として旅行・観光分野の勉強をしていましたが、今は全く違うコンサル業界をメインに就職活動をしています。
これも全て不安がありながらも挑戦した結果、自分なりに出した答えです。
後輩たちへ一言
海外進学に興味はあるけど「海外経験がない」「英語力に自信がない」となかなか踏み切れない人もいるかと思います。
でも、経験・自信がないからって挑戦することを避けてしまったらとても勿体ないです。
自信は挑戦した後についてくるもので、逆に何も行動を起こさなかったら成長も得られないし自信もないままですよね。
海外に目を向けて、大学進学にまで興味を持っている時点で凄いことだと思うので、ぜひその道を諦めず飛び出してみてほしいと思います!
最初こそ英語の壁にぶつかったものの、それを乗り越え、新たな壁に挑戦し続ける岩成さん。
マレーシア留学における成長機会は、様々な形のものがあるのだと教えて頂きました。
岩成さん、ありがとうございました!